乾燥肌の基礎知識(まとめ)
乾燥肌の予防・改善のための最良の対策は、お肌が必要としている栄養素を含んだバランスの
良い食事と軽く汗をかくくらいの適度な運動です。
そしてお肌が最も必要としている栄養素のなかでも大切なものはヒアルロン酸とコラーゲンです!
【乾燥肌の原因】
現代では冬だけでなく1年を通してのエアコン環境や現代病とも言われる様々なストレスによるホルモンバランスの崩れによってお肌は乾燥気味になっています。
それでもやはり北風が吹く頃になると空気が急激に乾燥しお肌にとってつらい季節になります。
そしてお肌も乾燥し、カサカサ、ヒリヒリ、ひどくなればお肌のトラブルが・・・
しかし、ご自分の乾燥肌の原因を調べ、お肌の構造やはたらき、そして健康なお肌にとって必要な構成成分を知っていれば乾燥肌の予防や改善を行うことが出来ます。
では、乾燥肌を引き起こす原因はいったい何なのでしょうか?
一般的には以下の原因が考えられます。
【乾燥肌の原因】
1. 環境の変化(エアコンによる空気の乾燥や季節の変化)による乾燥肌
2. スキンケアの知識不足(間違ったスキンケア)による乾燥肌
3. 年齢(加齢)による乾燥肌
4. 個人の体質による乾燥肌
5. 仕事や人間関係などのストレス(ホルモンバランスの乱れ)による乾燥肌
… などが考えられます。
加齢や個人の体質による乾燥肌は避けることは出来ませんが、その速度を抑えることが出来ます。乾燥肌に有効とされている栄養成分の補給や毎日の正しいスキンケアで対応できます。また、環境の変化(空気の乾燥や洗い物)による乾燥肌は、その環境にあった対応(加湿など)を施こすことによって予防・改善することは可能です。
つまり、お肌についての基礎的な知識を身につけて、ご自分の乾燥肌の原因に適した対応策を施すことが、その人にとっての最適な予防・改善方法になるのです。そのためには基礎的なお肌の構造や乾燥肌の原因>について知っておくことが大切なのです。
お肌の基礎知識にはお肌の構造やはたらき、健康なお肌に必要な栄養成分などについて簡単にまとめてありますので一度ご覧になって下さい。
みなさんご存知のように乾燥肌にとって一番大切な成分は「水」です。この水こそが乾燥肌を予防・改善させてくれる大きな要素なのです。それでは、乾燥肌に必要な水分をお肌内に保っておくにはどのようにすれば良いのでしょうか?
現在、一般的に知られている乾燥肌の予防・改善のために必要とされている栄養素は、ヒアルロン酸、コラーゲン、コンドロイチン、エラスチン、セラミド、ビタミン類などです。これらの成分は乾燥肌にとって重要な水分をお肌の組織内に閉じ込めて潤いを保つ働きをしてくれます。
【乾燥肌とヒアルロン酸】

乾燥肌の予防・改善にとって大切な栄養素であるヒアルロン酸は、からだのお肌、眼の硝子体、関節滑液、臍帯などに存在しています。特に、お肌には最も多くのヒアルロン酸が含まれており、真皮と表皮には約5:1の割合で存在しています。また、お肌におけるヒアルロン酸は、表皮では活発に合成・分解を繰り返し、その半減期は1日以下です。真皮ではヒアルロン酸は活発に合成され分解はほとんどされないようです。乾燥肌ではこのヒアルロン酸の合成活動が低下してしまいます。
この乾燥肌予防・改善にとってとても大切なヒアルロン酸はグリコサミノグリカン、グルクロン酸、 N-アセチルグルコサミンから成る線状大分子ポリマー構造をしています。また、ヒアルロン酸は水溶液中では伸びた螺旋構造をとり各分子間の立体的な結合により、絡み合った分子の網目構造も形成して粘弾性を示します。この網目構造が高い水分保水能力を発揮します。そしてこの網目構造を保つことが乾燥肌にとって非常に大切なことです。
またヒアルロン酸は、赤ちゃんのお肌に最も多く、成長と共に減少し、大人のお肌には赤ちゃんのときの約1/20しかヒアルロン酸が残っていないと言われています。したがって、ヒアルロン酸は加齢と共に減少し、それに伴いお肌の保水能力や弾性が徐々に失われてゆき乾燥肌の原因の1つになります。つまりお肌の潤いがなくなってしまい弛緩し、しわが生じてしまうのです。
このようにお肌にヒアルロン酸を補うことにより潤いが戻り、乾燥肌の改善、お肌の老化防止が期待できます。
また、角化層の細胞間を埋めているセラミド成分や、皮脂腺から分泌される皮脂によって作られる薄い保護膜が、お肌の乾燥や外的異物から体内を保護するはたらきをしてくれます。
【乾燥肌とコラーゲン】

コラーゲンも乾燥肌の予防・改善にはなくてはならない栄養素の1つです。コラーゲンは私たちの皮膚、骨、筋肉、歯、血管などの組織に存在するタンパク質の1種です。コラーゲンは人のからだの総タンパク質の3分の1に相当するほど多量に存在しています。そして、皮膚の組織に分布しているこのコラーゲンは私たちのお肌にとって大切なものです。
特に乾燥肌の予防・改善には重要な成分です。コラーゲンは図の様な線維構造をしています。皮膚の組織に存在しているコラーゲンの線維構造がしっかりと維持されていることことが、乾燥肌になりにくく、私たちの若々しいそして潤いある肌を保つためにとても大切なことなのです。
【 乾燥肌とコラーゲン&ビタミンC】
前に説明しました乾燥肌の予防・改善に大切な栄養素であるコラーゲンは生体内で3種類のアミノ酸から構成される螺旋(らせん)構造をとっています。このコラーゲン分子の基本的な螺旋構造を維持するには、ビタミンCが必要とされています。お肌にとってビタミンCの摂取が必要なことはもう皆さんご存知ですよね。
昔、大海原での船員の奇妙な病気にはビタミンCが関わっていた事は有名です。つまり、ビタミンCはコラーゲンの生成にとって大切な役割を果たしていることになります。ということは乾燥肌の人にとってもビタミンCを摂取することはとても大切なことです。コラーゲンをお肌に補給したらコラーゲンに大切なビタミンCも補給しておきましょう!
以上、乾燥肌ヒアルロン酸、コラーゲンとの関係について簡単に述べましたが、ここで最も大切なことは、これらのヒアルロン酸コラーゲンの栄養素は刺激や年齢とともにお肌から減少して行くということです。言い換えれば加齢と共に乾燥肌になりやすくなると言うことです。
ですから出来るだけ乾燥肌になってしまう前に、身体の内外から積極的にこれらの栄養素を補給してあげなくてはならないと言うことです。もちろん乾燥肌になってしまった場合にも、身体の内外両方から積極的にヒアルロン酸、コラーゲン等の栄養素を摂取することは非常に効果が期待できます。

