乾燥肌に必要な基礎知識


【皮膚の構造】

私たちの肌、つまり皮膚は表皮真皮、そして皮下組織の3層によって成り立っています。
その各層の厚み構成成分の大きさなどは身体の場所によってそれぞれ異なります。


skin-photo2.jpg


最も外側にあるのが表皮ですが、この表皮はさらに角質層、顆粒層、有棘層、基底層
4つに分かれます。


基底層では絶えず新しい皮膚細胞が次々と生まれ成長して約2週間程度で角質層に達します。
角質層に達した皮膚細胞は角化現象(keratinization)によって硬いタンパク質へと変化し
ます。


この角質層は皮膚の表面に平行した敷石状に何層も重なった構造をしており、その細胞間に
セラミドが満たされており水分の蒸発防止や外界からの刺激に対して皮膚内部を守る役割を
果たしています。


セラミド.jpg


この角質層は約2週間程度皮膚を守った後、アカとなって皮膚から剥がれ落ちます。
この約4週間を周期とする肌の新陳代謝を「ターンオーバー」といい、加齢とともに
その速度は遅くなり、40歳を過ぎるころから約6週間もかかるようになります。


表皮の直下にある真皮は線維部分と基質部分によって作られています。


造図1.jpg


線維部分は膠原線維、細網線維、弾性線維でできており、その主成分はコラーゲン
エラスチンです。


この線維部分は皮膚の弾力を保つために網状構造をつくり、クッションの役割を担っています。
この網状構造の間に基質部分が入り込み線維芽細胞や線維芽細胞が作り出す水溶性の
ヒアルロン酸
コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類で満たされています。


skin11.jpg




つまり表皮部分は外界からの刺激から身を守る働きをしており、真皮部分は網目構造を作る
ことによって水分や養分を保持して皮膚のハリや弾力性さらにはみずみずしい潤いを保つ働きを
しています。


また、真皮は表皮のような再生機能はほとんどありませんので怪我ややけどに注意が必要です。


皮下組織は真皮の下にあり、繊維成分と脂肪細胞から出来ています。


この皮下脂肪が女性特有のやわらかな曲線が作られます。
年齢や個人差、環境によって皮下脂肪の量は変化しますが、女性にとって魅力ある若々しく
潤いのある皮膚を保つには適度な皮下脂肪が必要です。


このように皮膚の構造を知り、つねにこれらの構造を正常に保つように心がけることがお肌に
とって大切なことなのです。


真皮の構造.jpg


これらのことを知っていれば、乾燥肌に関わらずお肌全体の健康を保つにはヒアルロン酸、
コラーゲン、コンドロイチン、エラスチン、セラミド
などの成分がとても大切であることが
分かります。


あとはその主要成分を体内から摂取するのか体外の表皮から浸透させて補給するかです。
もちろん内外両方からから補給することが一番効果的です。


一方で、角質層の表面には皮脂腺から分泌される皮脂(あぶら)が皮膚全体に広がり角質層を
保護しています。また、皮脂による膜の存在により皮膚の表面は滑らかで潤いがあり、しなやか
な肌を保っています。


洗顔などで皮膚の皮脂膜を取り除いた場合には乳液などで皮膚を保護しましょう。
特に、お風呂上り30分以内にスキンケアをすることが非常に大切なことです!








 
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